カメラ部品(電子部品)の

ドライアイススノー精密洗浄

会社概要

ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」
導入会社概要

会社概要

カメラ部品(電子部品)製造会社様

事業内容

カメラ部品(電子部品)製造

導入背景

ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を
導入することになった背景

ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、カメラ部品(電子部品)製造会社様に採用されています。以下では、カメラ部品(電子部品)製造会社様でパーティクルやゴミの洗浄を行う際にドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を利用するに至った背景をご紹介します。

ドライアイススノー精密洗浄装置

課題 1

イメージセンサーのパッケージラインでの
パーティクルやゴミの洗浄

カメラ部品(電子部品)製造業界ではイメージセンサーのパッケージング製造ラインでのパーティクルや異物を除去するプロセスがあり、クライアント様はこうしたパーティクルや異物を除去できる洗浄装置を探しておられました。

エア・ウォーターが製造するドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、イメージセンサーのパーティクルや異物などの細かな汚れをワイヤー等にダメージなく、ドライ洗浄する用途に対応しているため採用されました。

また、スマートフォン、監視カメラ及び胃カメラ向けイメージセンサーパッケージング製造メーカーが、エア・ウォーターが製造するドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を採用しています。

課題 2

水晶振動子部品のパーティクルの洗浄

車載用カメラ部品(電子部品)の製造工程では、水晶振動子のパーティクルを除去するプロセスがあり、クライアント様はパーティクルを除去できる洗浄装置を探しておられました。

エア・ウォーターが製造するドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、水晶振動子のパーティクルを洗浄する用途に対応しているため採用されました。

従来、電子部品のパーティクルを洗浄する方法は、薬液や超音波を用いて行う方法が一般的でした。しかし、この洗浄方法では素子へ与えるダメージやウェットを嫌う製品には適用できない懸念があります。

一方、ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、洗浄対象物に対して適切な粒径・圧力・ノズルを選定してドライアイス微粒子を噴射して洗浄を行うため、素子にダメージを与えるリスクを低減できることから、車載用カメラ部品(電子部品)メーカーが、エア・ウォーターが製造するドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を採用しています。

課題 3

VCM部品のパーティクルの洗浄

スマートフォンの搭載部品の製造工程では、カメラ手振れ補正用のVCM部品のパーティクルをドライ洗浄するプロセスがあり、クライアント様はVCM部品のパーティクルを除去できる洗浄装置を探しておられました。

エア・ウォーターが製造するドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、VCM部品のパーティクルを洗浄する用途に対応しているため採用されました。

従来のVCM部品の洗浄方法は、エアブロー洗浄が一般的でした。しかし、エアブロー洗浄では洗浄できない細かい異物が残る問題がありました。

一方、ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、ミクロン、サブミクロンの細かい異物を除去できます。このような背景からクライアント様に採用されました。

QuickSnowとは

ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」とは?

ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、液化炭酸ガスから作るドライアイス微粒子「ドライアイススノー」を、高速で洗浄対象部に衝突させ、精密部品や基板表面についているパーティクルや有機物を除去する洗浄装置です。

原理

ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」の原理

物理的作用による洗浄

物理的作用による洗浄

物理的作用による洗浄では、スノーを噴射し、対象物にスノー粒子を高速で衝突させます。その後、衝突した粒子は800倍まで気化膨張し、対象物を取り除きます。

化学的作用による洗浄

化学的作用による洗浄

化学的作用による洗浄では、スノーを噴射し、対象物にスノー粒子を衝突させます。その後、衝突した粒子は部分液化し、有機化合物を溶解して、対象物を取り除きます。

メリット

ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を
利用するメリット

ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を使用するメリットは下記の7つです。

  • 洗浄対象物の素材に応じて、適切なノズルを選べる
  • ドライプロセスによって、廃水、廃液処理や乾燥工程が不要
  • 供給形態が液化炭酸ガスボンベであるため、いつでも使用可能
  • ドライアイスは昇華して残らないため、後処理が不要
  • 粒子がやわらかいので被洗浄物へのダメージが小さい
  • ドライアイスの体積が800倍まで気化膨張する性質や液化する性質を利用して洗浄ができる
  • 粒子がミクロンサイズであるため、微細部の洗浄に好適

上記のメリット中でも、特に「洗浄対象物の素材に応じて、適切なノズルを選べること」はドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」の大きな特長として挙げられます。
従来の洗浄方法の場合、対象物に傷をつけてしまうことがありました。
しかし、ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」であれば、対象物に適したノズルを選定できるため、対象物に傷をつける心配が少なくなります。

製品比較

ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」と
他の製品との比較

メーカー エア・ウォーター A社(国内) B社(国内) C社(国内)
①ドライアイス供給方法 液化炭酸ガス 液化炭酸ガス 液化炭酸ガス 液化炭酸ガス
②洗浄力 最弱~最強 弱~強 強〜 弱~強
③炭酸消費量 2~10 15 40 10~60
④幅広タイプ あり なし なし あり
⑤洗浄用途 電子機器、自動車部品等のパーティクル、油分除去 樹脂バリ、 基板のフラックス除去 金型の汚れ、離型剤の除去、精密部品の洗浄 工作機械、油分除去

(注釈)
②洗浄力…弊社ノズルタイプが4種類あり、お客様の洗浄対象物に適した洗浄力が提案可能です。
③炭酸消費量…ノズルタイプにより炭酸消費量が変動します。
④幅広タイプ…幅広タイプがあることで洗浄時間を削減できます。

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