医療機器の
ドライアイススノー洗浄
会社概要
ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」
導入会社概要
- 会社概要
医療機器製造会社様
- 事業内容
医療機器製造
導入背景
ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を
導入することになった背景
ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、医療機器製造業界で採用されています。以下では、医療機器の製造過程で特殊な汚れを洗浄する際にドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を利用するに至った背景をご紹介します。
課題
温度上昇による母材の物性変化懸念
医療機器の洗浄は、一般的に消毒や滅菌・殺菌をイメージされやすいですが、それらを実施する前にも洗浄を行う場合があります。
クライアント様が洗浄したい対象部は、温度上昇による母材の物性変化が懸念されるため、低温で前処理を行える洗浄方法や洗浄機を検討しておられました。
エア・ウォーターが製造するドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は液化炭酸ガスから作るドライアイス微粒子「ドライアイススノー」を対象部に衝突させパーティクルや有機物を除去するため、低温で洗浄することができます。
このように、エア・ウォーターが製造するドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、消毒や滅菌・殺菌の前処理として低温洗浄が可能であったという背景からクライアント様に採用されました。
QuickSnowとは
ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」とは?
ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」は、液化炭酸ガスから作るドライアイス微粒子「ドライアイススノー」を、高速で洗浄対象部に衝突させ、精密部品や基板表面についているパーティクルや有機物を除去する洗浄装置です。
原理
ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」の原理
物理的作用による洗浄
物理的作用による洗浄では、スノーを噴射し、対象物にスノー粒子を高速で衝突させます。その後、衝突した粒子は800倍まで気化膨張し、対象物を取り除きます。
化学的作用による洗浄
化学的作用による洗浄では、スノーを噴射し、対象物にスノー粒子を衝突させます。その後、衝突した粒子は部分液化し、有機化合物を溶解して、対象物を取り除きます。
メリット
ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を
利用するメリット
ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」を使用するメリットは下記の7つです。
- 洗浄対象物の素材に応じて、適切なノズルを選べる
- ドライプロセスによって、廃水、廃液処理や乾燥工程が不要
- 供給形態が液化炭酸ガスボンベであるため、いつでも使用可能
- ドライアイスは昇華して残らないため、後処理が不要
- 粒子がやわらかいので被洗浄物へのダメージが小さい
- ドライアイスの体積が800倍まで気化膨張する性質や液化する性質を利用して洗浄ができる
- 粒子がミクロンサイズであるため、微細部の洗浄に好適
上記のメリット中でも、特に「洗浄対象物の素材に応じて、適切なノズルを選べること」はドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」の大きな特長として挙げられます。
従来の洗浄方法の場合、対象物に傷をつけてしまうことがありました。
しかし、ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」であれば、対象物に適したノズルを選定できるため、対象物に傷をつける心配が少なくなります。
製品比較
ドライアイススノー精密洗浄装置「QuickSnow」と
他の製品との比較
メーカー | エア・ウォーター | A社(国内) | B社(国内) | C社(国内) |
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①ドライアイス供給方法 | 液化炭酸ガス | 液化炭酸ガス | 液化炭酸ガス | 液化炭酸ガス |
②洗浄力 | 最弱~最強 | 弱~強 | 強〜 | 弱~強 |
③炭酸消費量 | 2~10 | 15 | 40 | 10~60 |
④幅広タイプ | あり | なし | なし | あり |
⑤洗浄用途 | 電子機器、自動車部品等のパーティクル、油分除去 | 樹脂バリ、 基板のフラックス除去 | 金型の汚れ、離型剤の除去、精密部品の洗浄 | 工作機械、油分除去 |
(注釈)
②洗浄力…弊社ノズルタイプが4種類あり、お客様の洗浄対象物に適した洗浄力が提案可能です。
③炭酸消費量…ノズルタイプにより炭酸消費量が変動します。
④幅広タイプ…幅広タイプがあることで洗浄時間を削減できます。