高齢者がお風呂に入る際の注意点。お風呂に入りたがらないときの対応方法
記事公開日:2020年12月23日
これから介護をされる予定の方、すでに介護をされている方で「高齢者の方をお風呂に入れるときに、どのような点に気を付けるべきか?」と不安に思われたことがある方もいらっしゃるかと思います。また、「お風呂に入ってほしいけどなかなか入ってくれない」などの悩みもあるかもしれません。本記事では高齢者の方がお風呂に入る際に知っておきたいことをわかりやすくまとめています。介護施設の経営者や介護者の方・自宅で介護をされている方も、本記事の安全で快適な入浴方法をぜひ参考にしてください。
1. 高齢者がお風呂に入る際に知っておきたいこと
高齢者がお風呂に入る効果などをわかりやすくまとめました。
1-1. お風呂の効果を知る
・身体を清潔に保つ
お風呂に入ることで身体を清潔に保つことが可能です。身体が不衛生だと、細菌や雑菌による感染症のおそれがあると言われていますが、お風呂に入ることで感染の予防へとつながります。
また臭い等の不快感がでてくる場合もあります。臭いが軽減されることで気分がすっきりしたり、清潔を保つことで人間関係にも良い影響をあたえます。
・新陳代謝の促進
髪や体を洗って刺激を与えたり、入浴して体を温めたりすると血行が良くなり、新陳代謝が促進されます。また、シャワー浴は静水圧がかかりづらいため、身体への負担が少なく新陳代謝の促進ができます。
1-2. お風呂の回数
一般的な高齢者の方の入浴回数に明確な基準は現在のところないようですが、特別養護老人ホームでは、週2回以上の入浴をさせなければならないと定められています。
2. 高齢者の方がお風呂に入る際の注意点
高齢者の方がお風呂に入る際の注意点が5つあります。どれも重要な項目ですのでじっくりみていきましょう。
2-1. 健康状態を確認する
体調がすぐれない場合は、入浴の延期や、体を拭くだけにするといったことが必要です。
2-2. 冬場に多くなる高齢者の入浴中の事故
厚生労働省の「人口動態調査」によると、高齢者の不慮の事故による死亡者数は、「転倒・転落」、「誤嚥等の不慮の窒息」、「不慮の溺死及び溺水」の順に多く、これらの事故による死亡者数は、「交通事故」による死亡者数よりも多くなっています。
(出典:消費者庁NewsRelease令和元年12月18日)
特に冬季は、入浴中の溺水事故が起きやすい季節です。これらの事故を防ぐためには、高齢者本人だけでなく、周りで見守っている家族などの同居者も一緒になって対策を考える必要があります。
- ・入浴前に脱衣所や浴室を暖める
- ・湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にする
- ・浴槽から急に立ち上がらないようにする
- ・食後すぐの入浴、またアルコールが抜けていない状態の入浴は控える
- ・精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険のため注意する
- ・家族の居る時間にお風呂に入る、お風呂に入る前に声かけをして、見回ってもらう
入浴中の事故防止対策方法として
などが挙げれらます。
- 1.浴槽の栓を抜く。大声で助けを呼び、人を集める。
- 2.入浴者を出せるようであれば浴槽内から救出する。直ちに救急車を要請する。
(出せないようであれば、蓋に上半身を乗せるなど沈まないようにする。) - 3.浴槽から出せた場合は、肩を叩きながら声を掛け、反応があるか確認する。
- 4.反応がない場合は呼吸を確認する。
- 5.呼吸がない場合には胸骨圧迫を開始する。
- 6.人工呼吸ができるようであれば、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回を繰り返す。
できなければ胸骨圧迫のみ続ける。
もしお風呂で高齢者の方の異変を発見した(浴槽でぐったりしている・溺れている)場合は
出典:消費者庁 News Release 冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください平成30年11月21日
を参考に行動するようにしてください。
2-3. 脱衣所や浴室の確認
安全に入浴できる環境を整えることも思わぬ事故を防ぐために重要です。高齢者の入浴時に気を付けたいこととして、転倒が挙げられます。
安心の介助環境を提供。特殊浴槽「美浴」詳細はこちら転倒防止の対策
お風呂の床は滑りやすく、筋肉やバランス機能などの身体機能の低下している高齢者の方は転倒してしまう可能性があります。
また石けんの泡が滑りやすさを助長してしまうため、泡が床や手すり等についていないか、よく確認することが大切です。
さらにこまめに浴室を掃除しておくことで、汚れによるヌメリの滑りやすさを軽減してくれます。
2-4. 入浴介助の際の事前準備
- ・タオル(大きいものだと拭く時間を短縮できる、寒さを軽減できるメリットもある)
- ・着替え(必要な方はオムツも忘れずに)
- ・介助者はエプロン、ゴム製の靴、手袋(濡れたり滑ったりしないように)
入浴介助の際に必要なものは
を用意しておくと良いです。他に高齢者の肌にやさしい体を洗うスポンジやタオル、入浴後に行う保湿剤・爪切りなどがあっても良いかもしれません。
2-5. 入浴後の注意点
入浴後は濡れた足が床の上で滑らないよう、足の裏をはじめ全身をタオルでしっかりと拭くことが大切です。
また入浴前と健康状態は変わりないかを確認します。さらに入浴後は血圧の変動でふらつくことが考えられますので、椅子などを用意し、転倒に気を付けて着替えをします。
お風呂に入ることで汗をかき、脱水状態になる方もいますので、水分補給は忘れずに行うことが大切です。
3. 高齢者の方がお風呂に入りたがらない場合
- ・筋肉やバランス機能などの身体機能の低下により、動作がつらくなっている
- ・人前で裸になることに抵抗を感じる
お風呂に入りたがらない理由としては、面倒、億劫など色々ありますが、そのような言葉の背景には
など、様々な要因が想定されます。
- ・デイサービスなどを活用し、気分を変える
- ・手すりなど設置して、高齢者の負担を軽減する
- ・自分で洗いたいところや洗える部位をシャワーで流す
お風呂に入るのを拒否した場合は、無理強いはせず、入浴したいという気持ちになってもらうように導くこと、例えば
などは、解決手段の一つとして考えられます。
3-1. 訪問入浴介護やデイサービスの活用
訪問入浴介護やデイサービスを活用することで、本人やご家族の負担が軽減されます。介護保険サービス、介護保険外サービスがあります。
介護保険サービス
介護保険が適用される入浴サービスとして、以下サービスなどが挙げられます。
●訪問入浴
看護職員と介護職員が利用者の自宅を訪問し、持参した浴槽によって入浴の介護を行います。
●デイサービス、デイケア
・デイサービス…通所介護の施設(利用定員19人以上のデイサービスセンターなど)にて、食事や入浴などの日常生活上の支援などを日帰りで提供します。
・デイケア…通所リハビリテーションの施設(老人保健施設、病院、診療所など)にて、食事や入浴などの日常生活上の支援などを日帰りで提供します。
●訪問介護、訪問看護
・訪問介護…訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を訪問し、食事・排泄・入浴などの身体介護や、生活の支援をします。
・訪問看護…看護師などが疾患のある利用者の自宅を訪問し、主治医の指示に基づいて療養上の世話や診療の補助を行います。
介護保険外サービス
住み慣れた地域で安心して暮らしていくには、介護保険サービスだけではなく、多様なニーズに対応する保険外サービス(民間サービス)を検討・活用することも大切です。
食事をもっと楽しみたいなど利用者のニーズ別にさまざまなサービスがあります。入浴に関しては、旅行先で入浴のお手伝いをするサービスなどもあります。
3-2. 介護保険制度における住宅改修
1. 住宅改修の概要
要介護者等が、自宅に手すりを取付ける等の住宅改修を行おうとするときは、必要な書類を添えて、申請書を提出し、工事完成後、領収書等の費用発生の事実がわかる書類等を提出することにより、実際の住宅改修費の9割相当額が償還払いで支給されます。
2. 住宅改修の種類
- (1)手すりの取付け
- (2)段差の解消
- (3)滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
- (4)引き戸等への扉の取替え
- (5)洋式便器等への便器の取替え
- (6)その他前各号の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修
以下、6種類ございます。
4. 高齢者のお風呂に役立つ、介護保険が適用される福祉用具
介護保険制度は、リフォーム時の利用だけではなく、福祉用具での利用も可能です。
4-1. シャワーチェア
シャワーチェアは、入浴時に使用する椅子のことです。立ちながらの作業がつらくなってきた方、立つとふらつきがある方向けの用品です。
ひじ掛けがあるもの・ないもの、背もたれがあるもの・ないもの、座面が回るもの、折りたたみできるもの、などさまざまな種類のシャワーチェアがございます。
利用者の身体状況等に合ったものを選ぶことが大切です。一方、背もたれがないと背もたれに頼らないため、筋力維持につながるメリットが挙げられます。
シャワーチェアは介護保険が利用できます。
4-2. シャワーキャリー
シャワーキャリーとは入浴用の椅子のことでキャスターがついており、居室から浴室までそのまま移動できるのが特徴です。シャワーキャリーのままシャワーを浴びられ、車椅子から移動する必要がなく介護者の負担を減らせます。浴室への移動が難しい方におすすめです。
背もたれや肘掛けの高さなどを選べるものなどもございます。
シャワーキャリーは介護保険が利用できます。
4-3. 浴槽内椅子(浴槽台)
浴槽内椅子(浴槽台)は浴槽内と洗い場の高低差を補い、浴槽をまたぐ際の転倒を防止する役割があります。浴槽が深くてまたぎが大変な方向けの用品です。
また浴槽内で椅子や踏み台として使え、姿勢が不安定な方・立ち上がりが難しい方にも適しています。扱いやすい軽量で吸盤が付いているタイプや、お湯はり後に浴槽台を入れると自重で沈むタイプなどがあります。
利用者が使用に慣れるまでは、滑りやすかったりふらつきやすかったりする場合も考えられるので注意が必要です。
浴槽内椅子(浴槽台)は介護保険が利用できます。
4-4. 入浴台(バスボード)
入浴台を浴槽の縁に置いて使用します。入浴台は座った姿勢のまま浴槽へ移動ができるため、浴槽をまたぐ動作に不安がある方に適しています。
入浴台にはサイズや重さに種類があり、座面が回るタイプもあります。利用方法は浴槽の幅に設置した入浴台に腰掛けて手すりにつかまり浴槽に入り、入浴台を外します。
入浴台を購入する際は浴槽の寸法を測ることを忘れずにしてください。
入浴台は介護保険が利用できます。
4-5. すのこ・すべり止めマット
すのこは浴室内の段差解消に役立つ用品です。段差があるとつまずきによる転倒の恐れがありますが、すのこを敷くことで段差を減らす事ができます。介護保険の適用となります。
すべり止めマットは浴槽内や洗い場に置きます。歩行時や立ち上がる際の滑りを防ぎ、転倒を防止します。吸盤タイプや置いて使うタイプなどがあります。
すべり止めマットは介護保険対象外ですので、注意して下さい。
4-6. 簡易浴槽
利用者が、居室などで簡単に入浴ができるよう、入浴動作を助けるためのものです。空気式又は折りたたみ式等で容易に移動できるものであって、取水又は排水のために工事を伴わないものです。簡易浴槽は介護保険が利用できます。
4-7. リフト(移動用リフトのつり具の部分)
移動用リフトとは、利用者が移動する際、体を包んで支えるつり具を吊るものです。移動用リフトのつり具部分には、両足の腿部分を別々に包む脚分離型、体全体をつつみ込むシート型、脇の下と腿の下にかかる二つのバンドからなるセパレート型などさまざまな種類があり、用途に合ったものを選ぶことが大切です。
詳しくは、厚労省サイトをご参照ください。
エア・ウォーターグループでは介護用品を取り扱っております。
介護用品をお探しの方は、下記のサイトへアクセスしてお問合せください。
ライフサプライ株式会社
5. 高齢者のお風呂に役立つ、介護保険が適用される福祉用具貸与
福祉用具貸与は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、指定を受けた事業者が、利用者の心身の状況、希望及びその生活環境等をふまえ、適切な福祉用具を選ぶための援助・取り付け・調整などを行い、福祉用具を貸与します。
- ①特殊寝台および付属品
- ②床ずれ防止用具
- ③体位変換器
- ④手すり
- ⑤スロープ
- ⑥車いすおよび付属品
- ⑦歩行器
- ⑧歩行補助杖
- ⑨移動用リフト
- ⑩徘徊感知機器
- ⑪自動排泄処理装置
福祉用具貸与の対象は以下の通りです。要介護度に応じて異なります。
詳しくは、厚労省サイトをご参照ください。
6. まとめ
今回の記事では、高齢者の方がお風呂に入る際の注意点、福祉用具などを紹介しました。本記事が介護を携わっている方のお役に立ちますと幸いです。
7. 高齢者のお風呂なら「美浴」がオススメ!
ここまで、高齢者がお風呂に入る際の注意点を解説してきましたが、高齢者の入浴介助は介護者に掛かる負荷が大きいです。また、入浴者にとっても転倒や溺れるといったリスクがあるというのも事実です。
こうしたリスクはできるだけ、避けることが望ましいです。ここでは、高齢者が快適かつ安全に入浴できるようになる「美浴(びあみ)」という特殊浴槽を紹介します。「美浴」を使うことで、介護業界の根強い問題である「人材不足」を解消する手段になります。
7-1. 「美浴」とは?
「美浴」は介護用のシャワー入浴装置で、入浴者は快適安全に身体的負担も少なく、気持ちよく入浴できます。「美浴」に入れば、入浴者は柔和で温かい上質なミストシャワーを浴びて身体は清潔に、心はリフレッシュできます。
また「美浴」のメリットはそれだけでなく、通常の浴槽とは違って入浴者が溺れたり、誤飲したりするといった心配もありません。
さらにメリットは入浴者だけでなく、介助者にもあります。
「美浴」は、ボタン一つで入浴者を簡単に洗身できる他、入浴時間と介助人数の削減により密集を防ぎ、ボディシャンプー機能による洗身で近距離接触を軽減します。
加えて、経営者にとっても「美浴」は大きなメリットがあります。
入浴対応にかかる時間が短縮できるので、人件費を削減することが可能です。
また、貯湯式に対して1/3程度の湯量で済むため、上下水道料金や光熱費を大幅削減できます。
7-2. 「美浴」の特徴
前述したメリット以外にも「美浴」には多くの利用者にとって魅力的な特徴があります。その「美浴」の特徴について、入浴者・介護者・経営面から見たそれぞれのメリットを下記にまとめて解説します。
入浴者
静水圧のかからない上質なミストシャワーを浴びることで心身ともにリラックスでき、通常の入浴よりも体に優しいです。また、美浴では常に新しいお湯を利用するので、利用者どうしの交差感染も防止でき、失禁等の清掃対応も容易で、清潔な入浴ができます。さらに、通常の入浴と比較して身体の露出が少ないためプライバシーを保ちやすいという点も入浴者にとって大きなメリットとなります。
介助者
入浴対応にかかる時間を大幅に短縮できるので、入浴介助作業効率が向上します。また、通常の入浴とは違い、入浴者が溺れたり誤飲したりする事故リスクが少ないため、介助作業にともなう心理的負担も軽減できます。心理的負担を軽減できる結果として、介助者に入浴者とのコミュニケーションを図る余裕も生まれます。
経営面のコスト削減
入浴対応にかかる時間が短縮できるので、入浴介助に従事する人数や時間を削減できます。また、電気やガス、水道代などの諸経費も同時に削減できるため、コストメリットも大きいです。据え置き式で付帯工事も少なく、設置導入が容易です。
7-3. 「美浴」のラインナップ
経営者や入浴介助者、入浴者にとって多くのメリットがある「美浴」ですが、その「美浴」には複数のモデルがあります。ここではその各種「美浴」の概要や特徴、どのような方に向いているか解説します。
NS5000
NS5000シリーズは入浴者が寝た体勢で入浴できるストレッチャー式の入浴装置です。寝た体勢で入浴できるので、自力での立ち座りをすることが困難な方も利用できるというメリットがあります。また、上下のラインに16基のノズルを配置しているので、背部もしっかり洗うことができ、包み込むような入浴感があります。
NB2500
NB2500はリクライニングチェアを利用して入浴するタイプの特殊浴槽です。無段階でリクライニングの確度を調整できるため、入浴者の身体の状態に合わせた姿勢で入浴ができます。このNB2500は、座位姿勢はできるが、立位は難しい方向けの入浴機器となります。その他にも、効率よく全身を温められること、開放性がある内部構造になっていることなどが挙げられます。
RS-05N
RS-05Nは車イス式のシャワー入浴装置です。この入浴装置も入浴者が椅子に座って入浴するという点はNB2500と同様ですが、こちらは装置サイズがNB2500と比べてコンパクトで、設置スペースを取らないといったメリットがあります。また、昇順ペダルやスイング式の肘掛などの機能もあり、操作もシンプルであるため、利便性も高いです。
シャワーオール
シャワーオールは自立サポート型の座って利用するタイプの入浴装置で、バスタブをまたげない人でも使いやすいよう、15cmのまたぎで済み転倒リスクを低減した設計となっています。また、装置サイズは非常にコンパクトで浴室だけでなく、居室設置も可能です。浴槽内で洗身が完結するため、浴室の行き来を最小限にできることも大きなメリットです。
以下にここまで紹介してきた「美浴」の各モデル特徴と製品詳細のリンクを記載しますので、より詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。品番 | 入浴時の姿勢 | 特徴 |
---|---|---|
NS5000 | 寝位 |
|
NB2500 | 座位 |
|
RS-05N | 座位 |
|
シャワーオール | 座位 |
|
各製品の詳細:美浴TOPページ
7-4. 「美浴」をショールームで体験されませんか?
ここまで紹介してきた特殊浴槽「美浴」ですが、その各モデルをショールームで体験利用可能です。体験ショールームは下記の8箇所がありますので、ぜひ最寄りのショールームをご利用ください。
- ・釧路ショールーム
- ・旭川ショールーム
- ・札幌ショールーム
- ・福島ショールーム
- ・東京ショールーム
- ・千葉ショールーム
- ・京都ショールーム
- ・神戸体感ルーム
なお、各ショールームにより展示している機器が異なります。詳しくは各ショールームへお問い合わせ下さい。