シール性
- 熱膨張性黒鉛TEG
- 熱膨張性黒鉛TEG
シール性とは、機械や装置において液体・気体が外部に漏れないようにすることや、
外部のゴミや異物が内部に侵入するのを防ぐ性能のことを指します。
熱を加える事で膨張されるTEGは、バインダーを使うことなく、
シート状へ簡単に加工できます。
そのシートは100%カーボン素材であることから、
耐熱・気密・耐薬品性能に優れているため、優れたシール性をもっています。
これにより、主に自動車、化学プラント分野で幅広く使用されています。
また、樹脂・ゴムなどの可燃材料にTEGを混ぜた成形体は、
火災が起きた際膨張したTEGが炎を覆うことで、炎の延焼を防ぐことができます。
この優れた防炎シール性から、主に建築分野で利用されています。
この用途では、普段は他の材料の中に身を潜めており、
有事のときにTEGの優れたシール性が発揮されます。
そのようなシール性に優れた熱膨張性黒鉛(TEG)は、
さまざまな分野で使用されています。
シール部材とは、機械や装置において、
液体や気体の外部への漏れや雨水や埃などの内部への侵入を防ぐ部品や素材の総称です。
シールにはさまざまな材料が使用されており、
シールが必要な部分の形状・使用環境によって、材質・形状が決定されます。
シール性に優れている膨張性黒鉛TEGも材料の内の1つです。
シールに要求される性能は、使用条件によってさまざまですが、
例として以下のような性能が求められます。
高圧・高温などの条件下においても流体を透過させない
接する部材との密着性すなわち柔軟性や弾性が必要
使用される期間中に大きな変形・ひすみなどの劣化や破損を起こさない安定性
ガスケット(自動
車エンジン部)
パッキン(化学プ
ラント用パイプ)
機械や装置などにおいて、
液体や気体が外部へ漏れることを防ぐために搭載されるシール部材であり、
気密性、温度・圧力・薬品などの耐性をもつことが要求されています。
建築用部材(給排水パイプ、窓サッシなどの防火区画部)
建築基準法では、火災が起きたことを想定して、
延焼を防止するための部材を一定カ所(防火区分部)に搭載することが定められています。
TEGが膨張することで炎をブロックするシール性能が、
建築基準法にマッチしており、
建築活動に使用される部材として、幅広く使用されています。
また、給排水パイプにおいては、
従来は金属パイプが主流でしたが、
近年、TEGを搭載した樹脂パイプが、
軽量化による良好な作業性、
低コストの観点から市場シェアを増やしています。
ある程度の範囲では、変更可能です。
詳細は当社営業担当者までお問い合わせくださいませ。
黒灰色の粉末です。サンプルをご提供することも可能ですので、実際に手に取ってご覧になりたい場合は、当社営業担当者までお問い合わせください。
基本的には劣化しませんが、6ヵ月以内のご使用を推奨しております。
はい、別途ご相談させてください。まずは、当社営業担当者までご連絡ください。