SPECIALダイバーシティ座談会
ダイバーシティ(多様性)は、エア・ウォーターを語る上で欠かせないキーワード。
そこで、キャリアも活躍するフィールドもまったく異なる5名の社員が、
エア・ウォーターの今とこれからについて、自分たちの働き方について、それぞれの価値観で語り合いました。
※内容はすべて取材当時のものです。
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- 人事部 HR戦略グループ
- 中拂 由香里
人事部で主に採用・育成に従事し、女性活躍推進プロジェクトにも携わっています。事業の広がりに伴い人材の多様化が加速する中、国籍や職歴などバックグラウンドの異なる一人ひとりが最大限の力を発揮し活躍できるよう、施策や体制を整えています。
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- 経営企画部 係長
- シャイレンドラ クマール
私は経営企画部で日本国内のM&A案件をはじめ海外事業のサポートなどを行なっています。以前勤めていた日本企業でもインドでの事業の立ち上げやM&Aに携わっていたため、これまでの経験を活かしながら日々業務に励んでいます。
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- エア・ウォーター労働組合 書記長
- 松川 健宏
私は労働組合の書記長として、イベントの実施や職場改善要請に関する会社との折衝など、より良い職場環境づくりに取り組んでいます。全国の拠点から集められた社員の声が問題提起となり職場の変化につながった時に、大きなやりがいを感じます。
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- 産業カンパニー 海外事業部 主任
- 内之宮 慧史
入社2年目に赴任したベトナムで約6年間営業として活動し、現在は産業カンパニーの海外事業部で、かつての職場「エア・ウォーター・ベトナム」の事業推進を担当しています。現地の意向や事情を汲み取って本社との調整を図るよう心がけています。
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- 総合開発研究所
- 竹内 美貴
2019年入社。総合開発研究所で、歯髄再生治療をより多くの方々に受けていただくための技術開発に取り組んでいます。歯科領域では世界初の再生事業ということで、社内の注目度はもちろん社会への貢献度も高く、非常にやりがいを感じています。
エア・ウォーターらしさは?
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思い浮かぶ言葉が二つあって、まず一つ目が「仲間づくり」です。M&Aで様々な会社を仲間にすることを得意とするエア・ウォーターの根底に流れる精神であり、社風にも通じていると思います。就職活動中の学生の皆さんにM&Aの説明をする際も買収ではなく「仲間づくり」という言葉を使っています。そして二つ目は「挑戦」ですね。
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私も「新しいことに果敢に挑戦する姿」かなと。新商品開発やM&A案件に携わってきましたが、ただ悠然と取り組むだけでは誰もついてきてくれません。並々ならぬ挑戦心と、事業に対してオーナーシップを持ち、周囲を巻き込んでいく力が常に求められる会社だと感じています。
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私は「人情味」だと思います。とくに産業ガスのビジネスは1回ご契約いただいくとそこから長いおつきあいが始まります。お客様目線に徹して真摯に対応する先輩方を何人も見てきましたし、そうやって頑張っている姿を上司が常に見守っています。
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「人情味」?初めて聞きました。難しい日本語ですね。
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「人情味」は英語でなんて言うんだろう。ヒューマニズム?フレンドリー?そんな簡単な言葉ではないような気もしますが。
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なんとなく分かりました。身近なことから仕事のことまで聞けばなんでも教えてくださるので、エア・ウォーターには優しい人、親切な人が多いなと感じます。
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私は「柔軟性」です。「ねずみの集団経営」「全天候型経営」という独自の経営戦略がそれを象徴していると思うのですが、先輩方も一つの分野に特化するというよりは、幅広い分野の知識を持って、様々な役割を経験しながら活躍されている印象があります。
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独自のこだわりは?
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私は決して器用な方ではなく、真面目に取り組むことで周りから共感やサポートを得て仕事を進めていくタイプなので、「誠実さ」を大切にしています。松川くんはどうですか?これまで新規事業に携わることが多かったので、また違う想いがあるのでは?
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たしかに、仕事内容や職場環境によって少し視点が変わるかもしれません。新しいフィールドに挑戦する仕事では、常に主体的に動くことが求められます。そこで必要なのは、周りを巻き込む「情熱」。担当する事業や製品のことを誰よりも好きになるよう、その将来性を嘘偽りなく語るよう心がけてきましたし、その想いは今も変わらないですね。
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私は子どもが二人いるのですが、職場のメンバーはもちろん、家族、友人、ファミリーサポートの方々など多くの人に支えていただくことで良い仕事ができています。だからこそ、手を抜かずに全力で取り組むことで、感謝の気持ちを示したいと思っています。
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私はまだ1年目でいろいろ模索中なので、先輩方の想いや姿勢はとても勉強になります。クマールさんのこだわりもぜひ教えてください。
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実は…特にありません(笑)。「こだわり」ではなく「こだわらない」のが、資料の完成度。プロセスが多少大雑把でも結果が明確であれば良いと思っています。課題に対しても議論に長い時間をかけるより、早く解決策を出したい。そこは文化の違いだと思います。
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職場で実感することは?
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私と内之宮くんは同期ですが、我々が入社した頃に比べると女性社員や外国籍の社員が増えて、会社全体の雰囲気が柔らかくなりましたね。また、労働組合や会社での制度導入に関して、仕事と育児の両立支援や海外での働き方に焦点が当たるようなったことも、大きな変化のひとつだと感じます。
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本当にそうですね。女性社員の立場で考えると、中拂さんのように女性の管理職=ロールモデルが増えたことで、10年後、20年後も活躍しつづける姿がイメージしやすくなったのではないでしょうか。外国籍の仲間とは、仕事の進め方や価値観について、もっとお互いのいいところを学びあっていければと思います。
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とくに製造や研究といった分野では、それぞれ自分の成功体験が正しいという思いが強いので、オープンに話し合いをしたほうがいいと思います。中拂さんから今後は外国籍の社員がさらに増えると聞いているので、楽しみにしています。
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はい。ぜひ楽しみにしていてください。私自身も会社の変化を様々な場面で感じています。たとえば、キャリア入社の社員と既存社員がうまく融合して活躍していたり、育児休業を取得していた社員が次々と復職したり。研究所でも積極的に女性活躍推進運動を展開していますよね。
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そうなんです。私が配属されてたった数ヶ月の間に、残業の見える化や計画的有給休暇取得推進などの制度も新たに導入されましたし、会社が変わろうとしていることを肌で感じます。
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ついて教えてください。
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仕事が終わった後はカフェや自宅で高圧ガスの資格取得やTOEICに向けた勉強をしています。ガスの知識は今の仕事には直接関係ないのですが、今後のステップアップも考えて、会社の通信教育制度を積極的に活用しています。
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えらいなあ。私は平日は週に2回、テニススクールへ。健康維持のためにランニングもしています。体力勝負の仕事もありますしね(笑)。今度、ハーフマラソンに挑戦する予定です。
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私は子どもがまだ10ヵ月と小さいので、ほぼすべての土日、家族と過ごしています。食器を洗ったり、子どもをお風呂に入れたり、掃除機をかけたり。奥さんからは「家事を1週間任せても安心できるくらいのスキルを身に付けて!」と言われています(笑)。クマールさんはたしか、旅行が好きでしたよね。
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大好きです。いろんな人と出会ったり、見たことがないものを見たり、食べたことがないものを食べたり。実際に行って体験することが大切だと思います。また、会社の皆さんと月に1回、フットサルを楽しんでいます。
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私は、休日は子どもの友達が自由に出入りできるよう家を解放。いっしょにお昼ごはんを食べることもあります。ホームパーティをすることも多く、ママ友やパパ友との会話も楽しみのひとつ。仕事の話で盛り上がることもあります。
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こう変えたい!
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誰もが活躍できる環境をつくり、既存の仕組みや常識を覆して、新たなビジネスを生むイノベーションを起こせる会社にしたいですね。エア・ウォーターで働く人が輝くこと、それがエア・ウォーターの未来につながると考えています。
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私が携わっている歯髄再生事業は、開発中の技術が実用化できれば、エア・ウォーターがその領域でのパイオニアとなります。そうした技術面だけでなく、事業や社内制度などあらゆるものに関して、まだ世の中にないものを生み出すパイオニアになってほしい、というのが私の願いです。
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私は、展示会や海外の知人を通して、エア・ウォーターの知名度がまだまだ低いと感じています。もっとグローバルな視点でSNSを活用したり、社会貢献活動も今まで以上に積極的に展開することで企業イメージや知名度の向上を図れば、いい人材も集まると思います。
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私も海外での知名度をもっと上げたいと思っています。そのためにもいつか新しい土地で事業を立ち上げ、ブランドをつくって、現地の雇用や産業に貢献したい。ゼロからスタートし、いろんな人を巻き込んでいくために、今、勉強中です。
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前向きな姿勢を持っているのに、様々な事情や環境に阻まれて、仕事を通じた自己実現ができない。そんな社員がいないように努めていきたいですし、そうしたことに配慮したマネジネントができる人材になりたいと思います。
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印象に残った言葉はありましたか?
次は、あなたが語る番です。
ダイバーシティを体現する一人となって
新しいエア・ウォーターを
つくり上げてください!